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最愛のペットとの別れは悲しく心が追い付かないことでしょう。しかし、ペットも私たち人と同じように、しっかりと葬儀や供養してあげないと安心して天国へと送ることが出来ません。そこで、「埋葬って、どうなんだろう」と考えているご家族様も少なくないと思います。今回は、埋葬のメリットやデメリット・火葬が必要かどうかを、お話ししていきます。
埋葬する前に火葬は必要?
火葬の必要性
ご自宅に庭がある土地が私有地であるといって埋葬することも出来ますが、ペットのお体をそのまま庭に埋めるというのはあまりおすすめできません。
近年では、ペット火葬の認知度が高まり、火葬が一般的だと考えられています。日本でのペット火葬の割合は8割を超えるといわれています。土葬は約1割程度です。
火葬後にペットのお骨を埋葬したというご家族様もいますが、土葬にはいくつか問題点があるため土葬は、あまり選ばれることが少ないようですね。
ペットのお体を、そのまま埋葬するにしても、後に問題が出てくることもあります。きちんと火葬して供養してあげることが大切です。
火葬せず埋葬することのデメリット
動物に掘り起こされる可能性がある
ご自宅の庭に火葬せずにそのまま土葬してしまうと、野生動物などに掘り起こされてしまう危険性があります。亡くなるとどうしても分泌物などが出てきてしまいます。カラス・タヌキ・キツネは雑食動物で生きていくためにも食べていかなければいけません。野生動物はニオイを感じる嗅覚も人の何倍も優れているため、ご遺体をそのまま埋葬しているのを察知してしまいます。大事なペットが掘り起こされ荒らされないためにも
ご遺体そのままの土葬は控えることをお勧めします。
私有地以外の埋葬は法律で禁止されている
土地が所有地でない場合に、火葬前のペットのご遺体を埋葬してしまうと法律で罰せられてしまいます。現代の社会ではまだまだ「物扱い」になってしまい、ご遺体を所有地以外に埋めてしまうと不法投棄と見なされ罰せられます。どうしても土葬を希望のご家族様は私有地であることを必ず確認しておきましょう。
引っ越しのリスクがある
土葬を選択すると、引っ越し時に掘り起こさなければなりません。私有地のままだとしても、空き家にする・借家にするなどいずれの場合も新居に連れていくには一度掘り起こす必要があります。空き家だとペットだけがひとりで過ごすことになってしまい、借家だと新しい入居者が管理できない問題もあり、ペットも知らない人に供養されることに喜びを感じないのではないでしょうか。さらに、一度埋めたご遺体を綺麗に掘り起こすことは難しいです。時間が経っていればいるほど難しくなります。ですので、引っ越しはしないと決めている方も、人生何がいつどう起こるかわからないので、リスクがあることは避けたいところですね。
異臭などの危険性がある
人の葬儀の時も、ご遺体の安置問題があります。翌日や翌々日には、お通夜や告別式が行われ火葬されます。ペットも同じで「早めにしなきゃ」という意識があるかと思います。人も同じですが、ペットが亡くなってしまうとどうしても異臭や虫が寄ってきたりして、お体から体液などが出たりしてしまいます。それは庭に埋めた後も同じです。お庭にペットを埋葬したい場合は火葬してお骨にしてから埋葬をし供養してあげることをおすすめしています。
火葬後の埋葬のメリット
管理費用がかからない
火葬後ペットのお骨を納骨堂に納める、ご自宅で仏壇を置いたりしますと管理や費用費がかかります。しかし、お庭にペットのお骨を埋めてお墓をたててあげると費用は一切かからないことになります。それでもペットからすると、ご家族様のそばに、ずっと一緒にいることを、きっと希望している子達も多いのではないでしょうか。
家族全員がいつでもお参りできる
ペット霊園などに納骨すると頻繁に会いに行くのが難しいですよね。しかし、ご自宅のお庭にお墓があると、毎日家族全員が話しかけられます。ペットもずっと過ごした自宅のお庭にお墓をたててもらうことで安心してペットも喜んでくれることでしょう
ペットを自宅のお庭に埋めるなら火葬後にしましょう
ペットを火葬前に庭に埋めてしまうことのデメリットをいくつかお伝えしました。野生動物に掘り起こされてしまう危険性や引っ越し問題、法律に触れてしまう事など心配事が多いです。ご自宅が私有地で、「お庭で遊ぶのが好きだった」「お庭に眠らせてあげたい」「お墓を作って供養してあげたい」と望むご家族様もきっといるかと思います。その際は火葬後、返骨してもらいお骨壺のまま埋めてあげましょう。大事なペットの供養ですから、もちろんご家族様が望む方法で行うことが一番の選択ですが、もしも迷っているならペットのお体を、そのまま埋葬する前に火葬して供養することをおすすめします。
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