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愛するペットちゃんと一緒のお墓に入りたい。そんな願いをお持ちの飼い主さん達は数多くいらっしゃると思います。
今回はそんな飼い主さん達の疑問にお答えしようと思います。
ペットと同じお墓に入りたい
コロナ禍の中、お家で仕事をされる方も増え、ペットちゃんを迎え入れるご家庭はとても多くなっています。
その種類も多岐に渡り、犬猫はもとより、インコなどの鳥類や爬虫類、両生類に魚類、昆虫などなど。
愛情を注いだペットちゃんと、ずっと一緒にいたいと考える方は少なくないと思われます。
ただ、もしペットちゃんが亡くなってしまった時、疑問に思われるのが、ペットちゃんと同じお墓に入るのは何か問題があるの? ということです。
端的に申し上げますと、法律的には問題ありません。
人間の骨は遺骨として埋葬などの法律や刑法に関わってきますが、ペットちゃんの遺骨は他者から見れば、副葬品として扱われます。
しかし、日本人に広く信仰されている仏教では寺院や霊園によって対応がまちまちな所があります。
仏教の古い教えでは、動物は人間の言葉を喋る事ができない、つまりお経を唱える事ができないので死後に人と同じところには行けないとされていました。
しかし最近では、同じお墓に入っても良いですよと言っているお寺も若干ながら増えてきているようです。
現在のお墓事情
日本のお墓事情
昨今では少子高齢化の為に、代々続くお墓を継ぐ人が居なくなってしまったなどの理由で永代供養や納骨堂に改葬し、お墓じまいをされる方も多くいらっしゃいます。
また、夫婦一緒のお墓には入りたくないという話もよくお聞きします。
生前ずっと顔を合わせていた方と一緒だと、心安らげる空間ではなくなりそうなので、大事なペットちゃんとだけお墓に入りたいとの声も見られます。
日本ではペットちゃんと一緒にお墓に入りたいと願っている方や、興味を持っている方が多く、ペットちゃんと一緒に入れる墓地は需要が増えていく傾向にあるかもしれませんね。
アメリカでは一部の州でペットと人との合葬が可能に
アメリカではキリスト教を信仰されている方が多く、土葬文化の為に長らくペットと一緒のお墓に入る事は禁止されていました。
しかし、2016年にニューヨーク州でペットと飼い主の共同埋葬を認める法案が、条件はあるものの可決されました。
また、ペットちゃん専用の霊園を人間の墓地の一角に併設する動きもあるようです。
他にもペットちゃんが先に亡くなってしまった時に、生前の姿を保てるように保存処理(エンバーミングといいます)をされ、飼い主と一緒に埋葬できるサービスもあるそうです。
アメリカでのペットちゃんの埋葬方法は個人所有の庭に埋めたりする事が多かったので、これからはもっと変わっていくかもしれません。
ペットとお墓に入る時、準備するべきものは?
ここでは愛するペットちゃんと一緒にお墓に入る時に何が必要かを詳しく述べたいと思います。
まずは飼い主とペットちゃんのご遺骨です。これは必要最低限なものです。
遺影と位牌も必要です。
ペットちゃんのお葬式はお済みかも知れませんが、終活を考えている②飼い主のお葬式はこれからですので、ペットちゃんと一緒に撮った写真や、ペットちゃんと自分が一緒に居る事がわかるものが良いでしょう。
もしペットちゃんの遺影や位牌をご用意されていないなら、こちらの商品などいかがでしょうか。
https://ipetshop.stores.jp/?category_id=632a9b9c4ba8b44a5e5d826d
重要なものは火葬・埋葬許可証と印鑑などです。
こちらが無いとせっかくお墓を建てても埋葬してもらえません。
後はお花代や納骨作業をする方達への費用や僧侶へのお布施です。
相場ではお花代が1~3万円、納骨作業に関するお礼金が5万円辺りから。
僧侶へのお布施は大抵「お気持ちで……」と言われる事が多いのですが、お車代とは別で最低5万円からで用意をしておくと良いでしょう。
お札の枚数は奇数が良いとされていますが、感謝の気持ちがあれば偶数でも気にする必要は無いという風潮もあるようです。
あらかじめ終活の準備をしておくことで、ペットちゃんとの旅立ちに備える事ができます。
ペットと一緒に入れるお墓ってどんなものがあるの?
一般の墓地
お寺や霊園の管理者次第にはなりますが、人間用のお墓にペットちゃんも共に埋葬してもらう事ができます。
勿論、無許可ではNGですので、きちんと管理者に可不可の確認を取りましょう。
比較的空間に余裕があり、家族とペットちゃんの遺骨を複数入れる事ができます。
納骨堂
納骨堂は、夫婦や個人の納骨ができるお寺や霊園などがあり、住職や管理者が清掃や管理を行ってくれます。
また、建物内ですので遺族がお参りをされる時に天候に左右されないといった点があり、昨今ではオンラインでのお墓参りも可能な場所があります。
注意点として身寄りが無い場合は初期費用を一括で支払う必要があります。
また、特に文言が無い場合は、一定期間後に合祀(ごうしと読みます。他のお骨と合同で納骨)される場合があります。
尚、建物内の一区画ですので、納められるお骨の数に制限がある場合があります。
樹木葬
最近増えているのが樹木葬です。
こちらは埋葬した遺骨の上に樹木などを植えて墓石の代わりとする方式です。中には大きな木を中央に植えて、その周りを囲むようにペットちゃんと故人の遺骨を納骨する方式もあります。
「死んだら自然に還りたい」「木の下に眠りたい」という希望をされる方もいらっしゃるので、比較的自然が多く、日光が注いで明るく開放的な樹木葬の墓地は適しています。
継承者が不要で、合祀をされない事をうたっている墓地もあります。
一般のお墓より費用が抑えられる傾向があります。
宗旨・宗派を問わないことが多く、家族とは別に新しくお墓に入りたい方に選ばれる傾向があります。
ネームプレートなどで個人の判別がつくようになっている事が殆どなので、遺族の立場として、お墓参りで場所が分からず困る事は少ないです。
家族とペットちゃんのご遺骨も複数収容可能な場合が多いです。
ペットと一緒に入れるお墓の一例です
ペットちゃんと一緒に入れるお墓を調べてみました。
ふれあいガーデン奈良
https://kamo-reien.com/
こちらは樹木葬が有名で、お墓参りの容易さを考えて、バリアフリーを意識されています。
永久に合祀(ごうし)される事が無いのでペットちゃんとずっと一緒に居たいという願いを叶えてくれるのが嬉しいですね。
熊本の納骨堂
http://www.bodaijuen.jp/noukotsu/?gclid=CjwKCAiAv9ucBhBXEiwA6N8nYGumA8C9dSa51gvMjg2iaVvjNB7YNsAEHJjtMRojFIR81reY3L5D-xoCPQYQAvD_BwE
納骨区画にペットちゃんと一緒に入る事ができる納骨堂があります。
屋内なので、天候に左右されず、セキュリティーにも力を入れているようです。
グレイブパーク
https://gravepark.net/matsue-pre/
島根県にあるペットちゃんと一緒に入れる樹木葬のお墓です。
宍道湖と大山が一望できる景色の良さが特徴で、明るく開放感があります。
ペットちゃんと一緒に入れるお墓まとめサイトです。
いいお墓
https://www.e-ohaka.com/area_list/categoryx/?f_cd=4
さいごに
ペットちゃんと同じお墓に入る事はできる?家族だけで入れるお墓はある?についてお話させていただきました。
この記事を書くにあたって、筆者の知り合いの僧侶に話を聞きましたが、若い僧侶ほどペットも家族の一員だと扱う意識が広まりつつあり、ペットちゃんと入れるお墓も増えて来ているようです。
尚、その方の言では遺族の同意や説得が重要で、墓誌に刻めるかどうかも判断材料にしてくださいとの事でした。
最愛のペットちゃんと一緒にお墓に入る事は飼い主の終活を考える上でも重要です。
この記事が、ペットちゃんと入れるお墓を探すことのお役に立てたらと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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