棺の中に入れて良いものとダメなもの副葬品選びの仕方

目次

生前に愛用していたヌイグルミや玩具いつも寝ていたベッド大好きなオヤツやフードたくさん持たせてあげたい花も手紙も・・・「色々たくさんもたせたい。」「首輪やリードは火葬の時に棺に入れても大丈夫?」「家族写真や手紙は入れても大丈夫?」などと疑問に思うけど・・・どうなの?
大切なペットちゃんに、たくさん持たせてあげたいと思いますよね。ここでは、棺の中に入れても大丈夫かどうかを、お話いたしますね。

副葬品とは

 棺の中に入れて良いものとダメなもの副葬品選びの仕方
副葬品とは何かご存知でしょうか。亡くなった方と一緒に埋葬【土葬】する品物を指す言葉で日本だけでなく、じつは世界中各地で古くより棺の中に副葬品を納め埋葬【土葬】が行われていた風習です。
現代の日本では埋葬【土葬】の文化は無くなり火葬する際に棺に納める品物のことを副葬品と呼ばれるようになりました。
埋葬【土葬】が主流だった時代は、あの世で何不自由なく暮らしていけるようにと服や道具、復活を祈念した武具なども一緒に埋葬されていたそうです。
現代では亡くなった方へのメッセージとして入れられるのが一般的になったようです。

副葬品は何を選べばいい?

 棺の中に入れて良いものとダメなもの副葬品選びの仕方
副葬品として何を選べばいいのか、何が駄目なのか悩まれますよね。ここでは棺に納めて、あげてもいい品物を4つご紹介いたします。

棺に入れてもいい副葬品

◦ペットちゃんに手紙やメッセージカードを書く

(ご家族様の伝えたい思いを文章にして書くペットちゃんに思いを伝えることができます)

◦フードやオヤツ

普段から食べていたードや大好きなオヤツ
缶詰めに入ったフードや袋に入ったオヤツは持たせてあげることができません。事前にラップに包んで持たせてあげましょう。
フルーツはリンゴ.バナナ.柑橘類などは事前にカットしてあげましょう。

◦棺に入れるお花

お顔の周りやお体の周りに、お飾りすることができます。
(淡い色のスイトピー.ガーベラ.かすみ草.ユリ.カーネーション等)
淡い色の花を選んであげましょう。濃い色の花は御収骨の際に遺骨に花の色がついてしまう可能性があります。

◦ご家族様との想い出の写真

写真も一緒に持たせてあげることはできますが、沢山ではなく1~3枚をオススメします。
「家族が写っているのでも大丈夫?」と気にされる、ご家族様もいらっしゃるかと思いますがペットちゃんにとっては大切なご家族様との想い出の写真ですから1~3枚なら持たせてあげても良いかと思います。

棺に入れることができない副葬品【プラスチック.ゴム.金属.木製の品等】

玩具.ご飯の器.ビーズアクセサリー.首輪やリード.小鳥専用の止まり木.ヌイグルミ.ペット用のベッド.厚手の服.バスタオル.毛布類.ガラス製品.紙幣や硬貨.ペットボトルなど
ヌイグルミやプラスチック.ゴム製品は有害ガスを放出するため一緒に、ご火葬することができません。
金属.ガラス製品は遺骨を汚してしまう事もございます。
(火葬出来ない品物で、どうしても持たせてあげたい時は写真に撮り写真を棺に納める)
副葬品選びは、ご家族様で決めるのでなくセレモニースタッフに相談してみる事をオススメします。

副葬品を入れすぎるとどうなる?

 棺の中に入れて良いものとダメなもの副葬品選びの仕方
生前に愛用していた品物や大好きな玩具やフードなどを、たくさん持たせてあげたいと思う、ご家族様が多いかと思いますが副葬品を、たくさん入れすぎてしまうと火葬中にトラブルの原因ともなりますし綺麗に、お骨上げが出来なくなることもございます。
棺の中に入れなくても
副葬品を棺に入れる事ができなくても火葬直前までペットちゃんの、そばに置いとく事がでます。棺の中に入れてあげなくても副葬品と同じ意味がある事をご存知でしょうか。
大切なペットちゃんの想い出を一緒に、ご自宅で手元供養をしてみてはいかがでしょうか。

お焚き上げ供養

 棺の中に入れて良いものとダメなもの副葬品選びの仕方
お焚き上げ供養ってなに?どんな供養?と思いますよね。
お焚き上げ供養とは大切なペットちゃんの遺品を供養するために行う儀式が【お焚き上げ】です。
お焚き上げ供養は日本全国で行われていますがお焚き上げについて詳しくは知らない方もいらっしゃるかと思います。ここでは、お焚き上げ供養についてお話しします。

お焚き上げとは

お焚き上げとは生前に愛用されていた遺品や粗末に扱うことができない品物をお寺や神社で供養していただいてから焼いて天に還すことになります。
亡くなったペットちゃんに届けたい品物や副葬品として棺に入れる事が出来なかった品物をペットちゃんに届けることができます。
お焚き上げ供養は、お寺や神社で行われていますが事前にお焚き上げ出来る遺品か問い合わせてみてはいかがでしょうか。

【最後に】家族との大切な思い出

 棺の中に入れて良いものとダメなもの副葬品選びの仕方
副葬品として一緒に、ご火葬してしまいますと手元には残らなくなります。
「残しておけばよかった」と後悔される、ご家族様もおられました。生前ペットちゃんたちが愛用していた玩具、身につけていた首輪やリード.服は大切な思い出です。ご自宅で御遺骨と一緒に保管して身近に感じることができるかと思います。何年かが経ち愛用していた玩具や服は周忌法要後に、お焚き上げ供養をして大切なペットちゃんに届けてみてはいかがでしょうか。

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沼波恵美
自分自身も大好きなペットに囲まれて過ごしていますが、その気持ち、愛情をもって葬儀、お見送りのお手伝いをさせて頂きます。
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