火葬後ペットの遺骨を食べる事って法律で罰せられる?体には無害?

目次

ご家族様に、とって大切なペットちゃんの遺骨は繋がりを象徴する大切で特別なものです。
「遺骨を食べるなんて変じゃないの?」と思う方もいらっしゃるかと思います。
火葬後ペットちゃんの【遺骨を食べたい】と思うことは、ごく自然なことです。
「本当に遺骨を食べても大丈夫なの?」「私たちの体には無害なの?」「遺骨を食べると違法じゃないの?」と疑問に思われますよね。ここでは遺骨を食べることなどについて、お話ししていきます。

日本に遺骨を噛む風習があった

 火葬後ペットの遺骨を食べる事って法律で罰せられる?体には無害?
骨噛みという風習を、ご存じの方は少ないかと思います。
じつは、古くから日本では骨噛みと言う風習が存在していました。
葬儀後、近親者が集まり遺骨を分け合って、遺骨を食べたり飲んだりする風習です。
日本国内のごく一部の地域(愛媛.兵庫.愛知.新潟など)の地域で近年まで行われていたことが確認されています。
この風習は故人に対する愛情や哀悼からきたものですが、死者の生命力や能力にあやかろうという思いから「頭が良くなりますように」「強く、たくましい子になりますように」と幼い子に遺骨を粉にしてから服用させていたというお話もあります。

芸能人も骨嚙みをしている【遺骨を食べている】

◦俳優の勝新太郎さんもお兄様(若山富三郎さん)の遺骨をガリガリとかじって食べた有名なお話もあります。
◦高倉健さんもお母様が亡くなられたときに遺骨を食べたと言うお話もあります。
◦料理愛好家の平野レミさんも「父親の遺骨を食べた」とテレビ番組内でお話しされていたとのことです。
愛する人を大切に思うことから亡くなられた方たちと一体化したいという現れの一つかもしれませんね。

遺骨を食べる事は法律で罰せられる?

 火葬後ペットの遺骨を食べる事って法律で罰せられる?体には無害?
大切なペットちゃんの遺骨を「食べる」ことは法律では罰せられることはないのですが、ご家族様に理解されないことも多いようです。
一般的な供養方法ではないため理解されない方が多いようです。
人の遺骨も同じです。愛する人との繋がりを感じていたいと「母の遺骨を骨壺から取り出して全部食べてしまった」「恋人の遺骨をパウダーにして飲んだ」遺骨を食べるといった行為をご家族様から訴えられないかと心配になり弁護士やお寺に相談に行かれる方もいらっしゃいますが、法律で罰せられることはありません。

遺骨を食べたら体には害があるの?無害?

 火葬後ペットの遺骨を食べる事って法律で罰せられる?体には無害?
遺骨は骨だからカルシウムの固まりなので体には害は無く良いのではないかと思われていませんか。
遺骨には【リン酸カルシウム】は食べても問題はないのですがペットちゃんが病気で治療の際に使用していた薬や点滴【薬品】有害物質【六価クロム】等が微量に含まれている可能性もあります。
遺骨を食べることは、おすすめしませんが少しの量なら問題はありません。

遺骨は食べるよりも供養を

 火葬後ペットの遺骨を食べる事って法律で罰せられる?体には無害?
ペットちゃんへの想いが強いほど愛おしいと思うから「遺骨を食べたい」と思うことは悪いことではありませんが、体に害のある物質も含まれています。
大切なペットちゃんの遺骨は食べるより供養をオススメいたします。
ここではご供養の仕方を4つご紹介しますね。

◦いつでも一緒にいたいというご家族様にオススメするのが遺骨を小さなカプセルに入れることができる分骨カプセルや遺骨ジュエリー。身近に感じながら供養するスタイルになります。

◦自宅で供養したいと思われている、ご家族様には自宅供養。仏壇や仏具などを揃えて供養するかたちになります。

◦ペットロスで自宅から出ることが出来ないと思われているご家族様には納骨堂での個別納骨。この子に会うために外出のきっかけとして納骨堂をご利用されるご家族様も増えています。

◦愛ペットグループで毎月執り行っています、法要で供養する月例法要。
「大切なペットちゃんの遺骨を食べたい」と思うことはおかしいことではありませんが食べてしまうと遺骨は無くなってしまいます。遺骨はペットちゃんの生きた証でもあります。供養することで繋がりを感じられるかと思います。

最後に

 火葬後ペットの遺骨を食べる事って法律で罰せられる?体には無害?
ペットちゃんを亡くしてしまった悲しみは、とても大きなことです。
心に大きな穴がポッカリと開き、心の穴は中々埋めることができません。
悲しくてやりきれない思いから骨壺の蓋を開けてしまい遺骨を食べてしまう方もいらっしゃるかと思います。
ペットちゃんの周忌法要後に「遺骨を合同納骨しようと骨壺を開けたら遺骨が無くなっていた」「大切に保管していた愛犬の遺骨を食べしまった」などといった事が無いように、悲しみが思い出になるまでは時間はかかります。
命日やお盆やお彼岸に大切なペットちゃんと一緒に過ごした日々の想い出を、ご家族様で話すのも一つの供養ではないでしょうか。

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沼波恵美
自分自身も大好きなペットに囲まれて過ごしていますが、その気持ち、愛情をもって葬儀、お見送りのお手伝いをさせて頂きます。
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